こんにちは。
現在地は相変わらずンブールですが、先週は一週間ほどガンビア へ行ってきました。

ガンビア はセネガル の南部に位置していて、元イギリス領だったため英語が広く使われています。

今回のルートは西側のカラン国境を通りバッラでフェリーに乗り、
首都バンジュールへ渡ってそこからバスでセレクンダへ。

セレクンダに滞在した後はガンビー川の南側を東へ進み
サンクリクンダからジャンジャンブレア島へ渡ってフェリーで北側のラミンコトーへ。
ラミンコトーで滞在した後はガンビー川北側を西へ進みファラフェニからカースレイ国境を通りセネガル へ。
というルートを使いました。
ガンビア をぐるっと回った形です。

ガンビア は自然が豊かで、道を歩いてるだけで目を奪われるような美しい鳥たちが飛び交っています。
ガンビー川にはカバやワニも住んでいるそうです。
川辺でぼんやりしているときに蛍も見かけました。
ガンビア には世界遺産もあります。
セネガンビア の環状列石です。
今から千年ほど前の墓跡になります。
それほど有名ではないのですが、自分はアフリカの遺跡に興味があったので大興奮でした。

セネガル の首都ダカールにはアフリカ最大の奴隷貿易の拠点「ゴレ島」があります。
ここは負の世界遺産にも選ばれています。
ガンビア のジャンジャンブレア島にも、やはりイギリスの奴隷市場跡があります。
全く観光地でもなくいたずら書きだらけの廃屋のような建物で、地物と人々の溜まりになっています。
そこにいる一人のおじさんが鍵を持っていて、「見たい」というと彼が中を案内してくれます。
ゴレ島の展示もとても興味深かったのですが、こういった負の遺産とされる場所は、
管理もされておらず、当時の状態がそのまま残っているものが、よりリアルに当時の雰囲気、人々の暮らしの中に虐殺や奴隷というものがあった、ということを感じさせます。

2024.11.5
H.T